元々は18歳の頃に過敏性腸症候群で心療内科にかかったのがきっかけで漢方薬と数種類の抗うつ剤、睡眠薬が処方された。その後、今回の断薬体験談については37歳に現在の精神科で統合失調症の治療が始まったのがきっかけ。
減薬・断薬中の離脱症状【精神症状】
*減薬初期→幻覚(幻聴・妄想)、被害妄想。
*減薬中期→うつ・不安・無気力・希死念慮。
【身体症状】
*減薬初期→頭痛・吐き気・首&肩こり・下痢・軽
い手の指の震え、不眠。
*減薬中期~後期→不眠。
【18歳】
過敏性腸症候群で大学病院の心療内科へ。その時、数種類の抗うつ剤と睡眠薬が処方された。(薬剤名はほとんど忘れた) 身体症状は改善したが抑うつ症状が良くならず、精神薬がどんどん増やされたが悪化。ついにアルコールと一緒に服薬自殺をはかってしまった。
【19歳】
服薬自殺未遂をきっかけに救急病院から紹介されて精神科へ。診断名は複雑性PTSDで幼少期からの虐待が原因とされた。主治医が自称精神薬に厳しい医者であったため、心療内科よりも大幅な減薬、とは言っても抗うつ剤(SSRI)・ベンゾ系の抗不安薬・睡眠薬が処方された。
抑うつ症状が酷くなり、躁転したり、自傷行為や自殺企図、嘔吐のない過食など悪化した。
【33歳】
重度のうつ状態のため精神科に薬を取りに行けず、薬を切らしたのをきっかけに幻覚(幻聴・妄想)、被害妄想、不眠が出たため別の精神科で統合失調症の診断がされ、強い薬(ジプレキサなどのメジャー)と睡眠薬が処方された。
今考えると、幻覚などの症状は薬を切らした離脱(禁断)症状であり、統合失調症ではなかったのではと感じる。
【37歳】
転院を経て現在の精神科へ。引き続き統合失調症との診断で向精神薬と睡眠薬が処方された。薬剤名は上に挙げた5種類と不眠が酷かった時は6~8種類の睡眠薬(入院時のため覚えていない)
【42歳、2020年12月】
ジプレキサの副作用で過食になり、体重が46~52kgから約20kg以上も増えてMAX86kgになり、血糖値が上がり、コレステロールの薬も処方され、脂肪肝や糖尿病の危険が出てきたことから減薬を始めた。
内海聡先生やCCHRの小倉譲さんの本やネットの情報により精神薬の危険性を知り、断薬を目指すことを決意した。
*ジプレキサ20mg・エビリファイ6mg・リスパダ
ール4mg・セパゾン2mg・ハルシオン1錠 →一気
に断薬。
*眠剤系は主治医が一切処方しなかった。
恐ろしい幻覚(幻聴・妄想・被害妄想 )が出てかなり怖かったが幻覚と現実の判断ができたため乗り越えた。
頭痛・吐き気・首&肩こり・うつ・無気力・希死念慮と特に不眠が苦しかったため、一気断薬はやめた。
【2021年1月】
*リスパダール4mgとセパゾン2mgだけ再開。
離脱(禁断)症状の殆どが治まり、不眠だけに。
【2021年2月】
しつこかった不眠も改善し眠剤なしで眠れるようになった。
【2021年3月】
*リスパダールを4mg →3mgに減薬。セパゾンは
2mgのまま。 離脱(禁断)症状は不眠のみ。
2日連続でぐっすり眠れるが、3日にいっぺん不眠が来る。
*すね毛が薄くなった。部分的にはツルツルに。
生理も正常に戻った。薬の副作用でホルモンバ
ランスが崩れていたらしい。
☆減薬・断薬を考えている方へ★
私が自分では比較的に軽い離脱(禁断)症状で減薬できてきているのは、数回の断薬失敗で身体が離脱に慣れてきているからだと思います。
36歳、今から7年前に知識もないまま、薬(ジプレキサ)を切らして一気に断薬してしまったときは、自殺企図ではなく、ジャンピングで3階から発作的に飛び降りて重症の大ケガをしました。幸い危篤な後遺症も残らず元気になりましたが、主治医との相談なしに自己判断だけで一気に断薬するのはとても危険なのでやめた方が良いです。
主治医に相談するか、できない時は少しずつ慎重にやってみるのがベターです。