2020年10月に部署異動・転職活動・妻の妊娠等で人生を変えるような出来事が立て続けに発生しストレスで適応障害と診断される。
※心身の症状としては、食欲不振・早朝覚醒・胸痛・理由の無い不安で1ヵ月で6キロ痩せるが年末年始の2週間の休暇で左記の症状はほぼ改善される
クリニックで薬の処方を断るが、子供が出来るのに倒れるわけにはいかないとさらに頑張り続け2021年3月に再度不安に襲われるようになり、これは会社の業務の影響と考え転職を決める。
その後、有給休暇前の2021年5月下旬に妻と大喧嘩をし妻が実家に帰り急遽一人暮らしとなり、2020年10月の一番体調が悪い時に発症していた早朝覚醒が再発し(入眠には問題なかった)クリニックへ診察に行きなんとなくベムソムラを貰ったが、2日飲んで午前中いっぱい倦怠感が続くので自己断薬をした。
その後医師に相談したらレンドルミンを処方され2021年6月29日から0.25mgを1日1錠なんとなく飲み始める。
飲み始めて早朝覚醒は治るどころか、2021年7月15日には入眠困難な状況となり悪化していた。
思い返せばレンドルミンを3日くらい飲んでから日中に意味のない不安に襲われるようになり、有給休暇中なのに適応障害が再発したのかと考えていた。
(レンドルミンの血中濃度が下がったことによる小さな離脱が毎日起こっていたのかもしれないが真相は分からない)
その後、2021年7月初旬に8月1日より新天地での転職に不安を感じ頓服で使用が出来るレキソタンを貰い1錠飲んで、「自分は何でも出来る!」という異常にHighな状態となり恐怖を感じてネットで調べ始めてベンゾの存在を知ることになる。
また2021年7月20日にレンドルミンがベンゾであることを認識し服用20日目から1錠→3/4錠にする減薬を行った。
前提:今まで生きてきて不眠に悩むようなことはなかったし、昼寝や10時間以上の睡眠も当たり前のようにしていた。
レンドルミンを飲む前は若干の早朝覚醒はあったが仕事をしていなかったので疲れがなかったのかもしれないが、入眠困難や中途覚醒はなかった。
2021年7月1日(服用1日目:1錠)
特に問題ない、むしろ気持ちが覚えていないがとても前向きな気持ちだったのは覚えている。
2021年7月2~7日(服用2~7日目:1錠)
転職前の引継ぎ業務で6日間会社に行く用事があったが、毎日胸痛と不安に襲われるようになる。
2021年7月10~16日(服用10~16日目:1錠)
退職前に食事を誘われることが多かったが1時間以上話していると胸痛が発生し不安になる、長い時間同じ人と会話することが怖くなる。
笑うのが面倒臭くなるという感覚を初めて感じ、人と会うのが嫌になる。
この時点では当たり前のように早朝覚醒をし毎日5時に起きることが普通となる。
気を失うことが出来る睡眠薬を飲む時間が待ち遠しい、待っている間は夕方から焦燥感に襲われソワソワして狭い家の中を一人でうろうろしながら時間を待つ。
ひどいときは、YouTubeやテレビも5分と見ていなれなかった。
2021年7月17日(服用17日目:1錠)
とにかく不安に襲われており睡眠薬を飲んで気を失うことだけを考える毎日で実家に帰り農作業を手伝うことによって汗をかき不安が薄らぐ事を経験しランニングを始める。
決まって早く寝ても遅く寝ても4時30分には起きるようになる。そこから6時くらいまではうとうとすし活動を始める日々を送る。
この時も人と会話をし続けるのが怖い、睡眠薬を飲む時間が待ち遠しい。
またこのころはドライマウスとなり食事が喉を通らなくなり一気に食欲不振となり、日によっては目の奥の倦怠感や頭痛がするようになった。
2021年7月20日(服用20日目:3/4錠)
動悸を感じるようになる気になってパルスオキシメーターを買って脈拍を調べたら安静時で脈拍が100~110となりレンドルミンの副作用を疑う。
また寝ようとすると動悸でまったく自然に眠れなくなり、起きる時も動悸を感じながら飛び起きるように起床するような寝起きが増える。
2021年7月21日(服用21日目:3/4錠)
レンドルミンを処方されたクリニックで「動悸はレンドルミンの副作用ですか?」と聞いたら「それは副作用でなくあなたの症状が悪化しているのでレクサプロを処方します」と言われて新たに薬を処方された。
しかし、これはおかしいと思いセカンドオピニオンを求め別のクリニックを予約しレクサプロは飲まなかった。
また医師に「そんなに気になるならレンドルミンやめればいいじゃないですか」とキレられ不信感をものすごく抱くようになる。
最後にベンゾ系の依存に関して聞いてみると「3ヵ月以内の処方では耐性はつきません、一気断薬でも何も問題ない」と強めに言い切られる。
2021年7月28日(服用28日目:3/4錠)
セカンドオピニオンのクリニックに診察してもらうと「レンドルミンの服用歴は短いから一気断薬でも問題ないと思うけど、気になるなら少しづつ減らしてください」と理解のある医師であったので、レンドルミンを処方したクリニックより信頼できると転院する決意をする。
この時も毎日1~4時に一度覚醒しその後7時くらいまで寝ているのだか寝ていないのだか分からない状況が続く。
睡眠時間は4~5時間くらいで、昼寝をしようと思っても眠いのに眠れない日々が続く。
ランニングの効果があるのか食欲は戻ってきた。
2021年8月7~15日(服用38~46日目:1/2錠)
セカンドオピニオンです診察をした医師にレンドルミンの断薬を相談したらロゼレムを処方してくれたのでこの日かロゼレムを1/2錠づつ飲むようになる
正直、効果があるかはわからないが依存がないということなので2週間を目安に飲むことにした。
レンドルミンに関しては転職後すぐに長期休暇となったので減薬を実施する。
離脱症状としては首から肩・背中にかけての筋肉痛と頭痛が3日くらい続いたがランニングを行えば解消された。
また夕方にかけて血中濃度が下がってくると早く飲みたい衝動に駆られて不安に襲われていたがランニングのおかげか減薬の影響かあまり感じなくなった。
昼寝も熟睡はいかないが気を失う寸前くらいまではリラックスできるようになる。
8月2~6日は出社であったが睡眠時間は細切れで4~5時間程度だが仕事はまだ本格的に始まっていないのでどうにか耐えることが出来ていた。
2021年8月17日(服用48日目:1/2錠)
ここ2日間、レンドルミンを飲んでも1時間以内に眠れなくなっていた。
いままでは1時間以内には気を失うように寝ていたのに薬の効果がなくなり、減薬のためだけに飲んでいるのかと感じてきた。
レンドルミンが今の状態に関与しているのでれば次の減薬(3/8錠)で絶不眠などのまだ表れていない症状が発生してしまうのかと不安になる。
また4時間睡眠が当たり前となってきているので、日中そんなに倦怠感を感じなくなってきている、人間の体は慣れるのだなと感じた。
2021年8月18~30日(服用49~61日目:3/8錠)
この期間は少しづつ元気になってきたであるがロゼレムを1/2にしてそれなりに安定している。
8/27くらいから動悸が酷く寝起きに自分の心臓の鼓動で飛び起きるような症状が出始める。
食欲や日常生活の興味・関心なども回復してきたが動悸が酷くなりにつれて頭痛や倦怠感が増してきた。
2021年8月31日~9月12日(服用62~73日目:1/4錠)
動悸が日に日に酷くなり食欲が無くなってくる、9月4日~7日くらいに風邪をひいたので頭痛・倦怠感が酷く何もできなかったがテレワークだったのでなんとかやり過ごせた。
正直、7月下旬くらいの体調に戻ってしまい離脱症状が出始めたのかどうか分からないが生活が出来ないほどじゃないのでまだ我慢する予定。
2021年9月13~19日(服用74~:1/8錠)
頭痛はないが、慢性的な寝不足のような状態が継続している状態である。仕事はテレワークでやり過ごしているが熟睡感がない状態が続いて精神的に削られてくる。
レンドルミンを飲んでも飲まなくても4時間は眠ることが出来るが動悸で朝飛び起きる現象が毎日続いて辛い。
増薬して安定させるとほかの方がは言っているが、そもそもレンドルミンを飲み始めて体調が良い日なんて基本的にないのに増薬する必要があるか疑問である。
原疾患の適応障害の悪化である場合は、他の方法を考えなければならない。(レキソタンがあるので1/4錠で試してみるか・・)
ランニングはしているが、体調が良くなってからはサボり気味であったので再開する。
2021年9月20~30日 (1/8錠)
強い動悸で目が覚める事があり、毎日一度は4時30分に起きてしまう日が続いた。早朝覚醒・動悸の症状以外にも頭痛や倦怠感は慢性的にあり絶好調の日は基本的になかたた。
レンドルミンを飲んでも飲まなくても眠れるし、眠れない日は眠れないので何の効果のないものをただひたすら飲んでいる。
2021年10月1日 断薬
ひどい離脱症状は無いので、このまま断薬する。動悸は9月中旬のピークからは少しずつ良くなってきており子供と住むことになったので逆に毎日が寝不足で常に眠い状態となる。
それが良かったのか、早朝覚醒も少しずつではあるが改善されてきており動悸もあまり感じなくなった。
※妻に詰められると激しい動悸は感じる時がある・・
漢方薬が切れていたので、なんとなく漢方薬の種類を変えてしまったころ2日目に理由のない不安感に襲われることになる。
漢方薬のせいかわからないが、とりあえず飲むのをやめて3日すぎたところで通常の精神状態に戻ることができた。
日々、軽度~中度の倦怠感と頭痛になるが仕事はどうにかすることが出来ている。
絶好調の日はないが、絶望的な日も無いのでこのまま断薬後1ヵ月以内とかで強烈な離脱症状が出なければ離脱完了としたいと思う。
※ほかの方は、断薬後2~3週間後に強烈な離脱症状に襲われて再服薬をしているので自分の体調は常に監視しなければならない。
補足であるが、子供と過ごすことになると妻に怒られながら常に何かをしていなければならないので、余計なことを考えずに済んだかもしれない。
一人で過ごす時間が多いと、負の無限ループに入り込んでしまい自分を自分で傷つけてしまう。
人にもよると思うが、回復してきたら誰かに頼られる事や自分で何かを処理する時間を増やしたほうがいいと思う。
いろいろなブログで「薬が体調を悪化させる」と書いてあるが、重い精神障害がないのであれば飲むべきではないことを体感した。
安易に市販薬のドリエルを飲むような感覚でレンドルミンをもらってしまったことを本当に後悔している。
飲む前は早朝覚醒だけであったが、早朝覚醒が良くなるどころか飲んでからは胸痛を伴う不安に襲われることや入眠障害までついてきたのだから。
※不安や胸痛は適応障害が完治しておらず原疾患が再発したのか、薬の離脱だかは分からないがドライマウスと入眠障害はレンドルミンの離脱・副作用と考えている。
レキソタンもレクサプロもこの断薬.comを読んでから怖くて飲んでいない。
不安に襲われている時はレクサプロを飲むかサプリや怪しい商材にも手を出しそうになるが、「有酸素運動は抗うつ薬と同じ効果がある」というのをネットで見つけて2021年7月17日から約1ヵ月毎日3キロ以上走っている。
ランニングは本当に効果があり、走って汗をかいてさらに湯船につかってさらに代謝を促すと言うことをすると胸痛を伴う不安な気持ちはなくなる。
2021年8月17日現在では、夜に睡眠薬を欲するという気持ちは無くなるまで回復をしてきた。
しかし、不眠症とたまに襲ってくる不安と安静時に80を超える頻脈以外は症状がないがこれから減薬するにつれてほかの症状が出てしまうかも・・と不安ではある。
これから2週間毎に3/8錠→1/4錠→1/8錠という流れでロゼレムを飲みながら減薬をする予定である。
強烈な離脱症状に襲われていないからざっくりとした減薬予定となっているが途中で絶不眠となるようであれば秤を買ってmg単位で減薬をするかもしれない。
たまに短期服用でも離脱や身体症状が出る人がいるが、私の体験も誰かの役に立てればと思い投稿をした。
2021年10月1日 断薬
体調は日替わりの頭痛と倦怠感、たまに理由のない不安がある。
まだ離脱完了ではないが1ヵ月後にまた体調の変化を書き記したいと思う。
2021年10月31日 断薬1ヵ月
断薬当初と同じで、日替わりで軽い頭痛と倦怠感、あと胸痛と息苦しさを伴う不安がある。
どれも最悪の体調の時を体験しているので、我慢できないほどの状態ではないが不安に襲われると負の思考のループに突入して1日落ち込むこともある。
あと新たな症状としては左耳から耳鳴りを感じるようになり、耳鼻科に診てもらったが特に異常はなしであった。
夜や朝方に発生し低い音でボーという音が左耳から繰り返し聞こえる。
これも疲れていればそのまま眠れる程度の音ではあるが酷くなってしまうと精神的に負担となる可能性がある。
耳回りの血行を良くする薬を耳鼻科で処方されたのでとりあえず1週間は様子を見る予定である。
離脱完了とまでは行かないが1ヵ月毎に自分の体調を振り返りたいと思う。
2021年11月30日 断薬2ヵ月
頭痛や倦怠感、息苦しさは先月よりも減少傾向にあり生活に影響するほどの強烈はものはほとんどなくなっている。
不眠は無いが、早朝覚醒はまだあるかもしれないが子供のミルクの時間に合わせて4~5時くらいに起きているが二度寝出来ているので改善方向ではある。
一番つらいのはぐるぐる思考により、自分を傷つけてしまう事がたびたびあった。
これはもともとの自身がもっている気質なのかと思っているが、転職後のストレスなどもあると感じている。
先月発生した耳鳴りは今はほどんどなくなっている、耳鼻科で耳回りの血行を良くする薬を飲んだのだがそれ効いたのかはわからない。
精神的に辛い時期に発生していた身体症状はかなり減少しているが、残業や通勤する体力がまだ戻ってきていない。
毎朝子供をつれて30分ほど散歩しているがランニングや筋トレは行っていないので少しづつ太っているかもしれない。
まだ完全復活とはなっていませんが年末にまた報告したいと思う。
2022年1月4日 断薬3ヵ月
基本的には、先月と変わらず通勤が出来なくなるくらいの症状はほとんどなかった。
ちょっとしたことでのぐるぐる思考で自傷するのは先月より少なくなってきているがたまにある。
年末にビールを飲む機会があり7月以来飲んでみたが、飲んだ後は2日くらい体調が悪い日が続いた。
まだアルコールは体が受け付けないようである。
朝の散歩はテレワークと休日は続けていて、行った日は調子がいい傾向がある。
繰り返しになるがぐるぐる思考は持って生まれた自分の気質なのではないかもしれない。
感覚的には適応障害になる前の60%くらいまで回復した感覚である。
いろいろなサイトにもあるが一度この経験をしてしまうと100%までは戻らないとあるがぐるぐる思考となってもすぐ切り替えられるような思考になりたい。
2022年2月1日 断薬4ヵ月目
1月ほぼテレワークであったので体力的に辛いタイミングはなかった。
しかし軽い頭痛や胸痛は3~4日続くことがあったが、先月よりその辛さや期間は短くなっている。
それ以外には早朝覚醒で4~5時に起きてしまう事もあった、ストレス耐性が無くなったので少しのストレスでも身体的に影響が出ていると考えている。
そして早朝覚醒した日は、睡眠不足となり精神的にネガティブになりやすい傾向があることが分かった。
そのネガティブ状態でぐるぐる思考に突入しても「あとで考えよう、今考えても意味ないし」と毎回ではないが切り替えられるようになったのは回復に大きく貢献していると思う。
自分の心を守る術を少しずつ習得している時期なんだなと感じている。
まだまだ全快とはいかないがぐるぐる考える思考をループ予防など自分を律する事ができるようになりたい。
2022年3月2日 断薬5ヵ月目
症状としては1月と変わらず胸痛や頭痛が時折発生し長くて3~4日続く時がある。
相変わらずテレワークなのでほぼ毎日家を出ないで過ごすことがあり、通勤の疲労は無いが運動不足とリフレッシュがしにくい環境で回復ペースは先月より遅い気がする。
※先月と比べあまり良くなっている感じはしない。が、絶望的な日は無い。
その他ぐるぐる思考はまったく無くなっているわけでなく、1週間に1度くらいは発生しぐるぐるマイナス思考のループに入る。
ループに入った後はすぐに切り替えられるようになっているが、どん底まで落ち込む状況にはならない。
比較的安定しているが、精力的に何かをするほどまで回復はしていない。
感覚的には全盛期の70%と感じている。
回復していく過程でハードワークであった前職からホワイト企業に転職し適応障害の回復しつつある中、もう一度ハードワークがしたいと考えるようになった。
責任(やいがい)と収入は比例していると転職して感じている。※今はほぼ残業無でテレワークなので業務のストレスはほぼない。
現職は社員にも優しいし収入は下がったが転職しなければここまで回復できなかったかもしれない。
とりあえず今は全快ではないので資格の勉強して、ぐるぐる思考を打ち消せるように自身の糧のなるような時間を過ごしたい
2022年4月7日 断薬6ヵ月目
ここ数か月症状は変わらない、月に数度辛い日何しても気持ちが前向きにならない日はある。
このまま残りの人生この気持ちと二人三脚で生きていかなければならないのかなと思うと、熱量が必要な業務とかはもう無理なのではないかと思う。
著しくストレス耐性が落ちているので3年くらい前の「勢い」があった自分に戻れないと思うと辛い・・が仕事をしすぎて適応障害になったのであればまた同じ負荷で働いたら再発してしまうのだろうか。
65歳まで働くと仮定してサラリーマン人生の半分にも差し掛かっていない状態で残り20年以上も働くと考えるとそれはそれで辛い。
冷静に人生を考え出すといろいろ辛いけど、考え方で前向きになれることもあるはず。
英語の勉強などはしているが気持ちはなかなか入らない日々に悶々としている。
この状態が離脱完了かわからないが1年は記録していきたいと考えている。
2022年5月7日 断薬7ヵ月目
GW前に強めの胸痛があり気持ちが大きく落ち込むことがあったが、すぐに大型連休に突入したので支障はなかった。
原因となったのは、3日連続で通勤したことでほぼテレワークであった日常と比較するとストレスとなっていたようだ。
それ以外に関しては特に生活に影響を及ぼすような胸痛・頭痛・抑うつ状態などはなかった。
本当に完治は出来ないので糖尿病と同じように病気と付き合っていくというのが正しい表現だと感じる。
会社のイントラで「レジリエンス」について講習があったので会社としても鬱病対策など積極的に行っているのであろう。
今度時間が合えば講習に参加してみようと思う。
2022年6月6日 断薬8ヵ月目
離脱症状で辛い・・という感じはほとんど無くなってきている。
頭痛や倦怠感、不安で少し寝不足になるということはあるが生活にほぼ影響はない。
なので規則正しい生活をしている時は、特に病的な何かは襲ってこない。
寝不足や業務のちょっとしたストレスで倦怠感や気分が落ち込む事はある、これは治らないかもしれないが心身に負担をかけないように付き合っていくしかない。
ほんのすこしずつだが思考が前向きになっていることを感じる。
離脱症状のあの究極の不快感が無いだけでも体の負担は段違いに良くなり、遅れて心も良くなっている。
ふと思い出すが転職しないでギリギリの状態で頑張っていたら・・と思うとあの選択は悪くなかったと思えるようになった。
2022年7月8日 断薬9ヵ月目
ほぼ離脱症状や、抑うつの症状は感じない日々を過ごしている。
適応障害になってから18ヵ月、服薬から11ヵ月、断薬から9ヵ月経ちました、やっと普通の日常に戻れたような感覚である。
相変わらず寝つきが悪くなる時は、一時的に抑うつ状態になるが少し気持ちの転換で回避できる程度の強さであり特に気にしていない。
今の状態が最高に幸せかと言われるとそうでもなく、得たものもあるが失ったものもあるのでそうは思えない。
気持ちや状態に対して何も考えない、感じることもない日々がまさに日常であることを思い出させてくれる。
年収は下がってしまったがこれから上げていけばいい。
2022年8月8日 断薬10ヵ月目
離脱症状のような状態になることは全くなかった1ヵ月であった。
適応障害になる前は、周囲の友達やネットの同年代の人間のスペックと比較するような事を自然に行っていたが今はほとんど比べることが無くなった。
比べてもしょうがないと感じれるようになったのが、大きな変化のひとつだ。
振り返ってみると、偏差値や学歴などを親に日々言われてきてそれらに追われる人生だったのかもしれない。
あと想定できない事態、または想定すると辛くなるようなプロジェクトなど考えただけでソワソワしてたが、転職後は管理職では無くなったので気楽に失敗しても良いかくらいの気持ちで取り組めるようになった。
あと妻にきつく言われても聞き流す事を覚えたのも成長かも知れない、何か困っている人がいたらまたは相談や要求されたら「何か」答えや結論をださなければいけないと常に考えいたが、聞き流すことも覚えたので少し楽な生き方が出来るようになったと感じている。
2022年9月14日 断薬11ヵ月目
毎朝子供が5時起きて寝る時間が24時の生活を1週間続けたら体力的に辛くなって前向きに考えられなるタイミングがあった。
調子が良いと、処理方法が想像できない業務でもどうにかなるか・・と思って取り組むのだが調子が悪いと世界の終わりのような気持になりまったく前向きにならない。
当たり前の事を言っているが、若いときは気持ちの持ちようでどうにかなっていたような気がする。
また転職してちょうど1年くらいたち責任もそれなりに増えているので残業をすることも増えてきた。
そして適応障害の事について継続的に考える時間も減ってきているので、ほぼほぼ日常生活を過ごせていると考えている。
来月で、断薬1年ということでこの記録を最後とさせていただく予定だ。
2022年10月11日 断薬12ヵ月後
季節の変わり目に体調を崩し、それに伴い精神的にとても落ち込む日が多い月であった。
1年前の強烈な焦燥感や不安を体験しているから耐えられるが、初見では無駄に不安を増長させていただろう。
もう少し気温が安定してもらえれば精神も安定すると考えているので、ぶり返しのようなものではない。
もしそうであっても、気にせず耐えられるという自信があるので大丈夫だと思う。
そして断薬してちょうど1年が経ったが、辛い経験も忘れつつある。
世界に絶望し常に死にたいと思っていた日々が、遠く感じ始めている。
コロナの影響で楽しいことは無いが、転職し安定した環境で働いているので辛い事もない。
転職せずにあのまま働いていたら長期の休職を余儀なくされていたであろう。
1年経過してみて適応障害になる前の勢いのある自分には戻れなかったが良くも悪くも安定した人間になったと思う。
※ストレス耐性は激減した・・
このように尖った部分が削れて年老いていくのだと感じている。
しかし、あのまま勢いや気合だけで成果や結果を求め続けていたら精神が崩壊していたのだからこれもまた人生と考えるようにしている。
もし人生に絶望する人がこの記事を読んでくれているなら、一言だけ伝えたい。
頑張りすぎておかしくなる前に休んでください
それだけです。
少しでも誰かの役に立てればと思い、そして自身の備忘録として記した1年であったがこれにて最後にいたします。
以上ありがとうございました。