家族の問題と体調不良に対する不安、コロナに対する不安から、不眠になった。
減薬・断薬中の離脱症状吐き気、下痢、食欲不振、頭痛(頭の締め付け)、喉のつまり、しこりがあるような違和感、息苦しい、中途覚醒、早朝覚醒、急にやってくる不安感、焦燥感、朝の悪心、じっとしていられない、リラックスできない、眠ろうとすると恐怖感や不安感がふってくる感じ、歯の食いしばりと口内の違和感、耳に音が響いて鼓膜が震える、生理痛と排卵痛がひどい
現在の状態・コメント30代後半、小学生の子どもが2人います。
専業主婦で、時々在宅ワークをしています。
適応障害から服薬→一気断薬→ベンゾパニック→再服薬→ある程度安定→減薬→断薬→断薬後の不調→回復
の過程を記録しています。
まだまだ完全回復とまではいかないので
がんばりたいと思っています!
【経過】
2020.9
一年前からの家族の問題と体調不良への不安が重なって、極度の疲労を感じると共に眠れなくなった。
心療内科での診察結果が、いきなりまさかの双極性二型。何の躁状態もない旨を伝えるも、二型はそんなもんだ、とのこと。
処方された薬を飲むと、文字が読めなくなり、あたまがボーっとして、手が震えた。自分はおかしくなってしまったんだと絶望感でいっぱいだった。
☆処方 デパス0.25mg、オランザピン1.25mg、リーマス
2020.10
診察内容と女医の態度に疑問を感じ(女医の愚痴をなぜか延々と聞かされる)転院
☆処方 デパス0.25mg、オランザピン2.5mg、リーマス
2020.10 下旬
新しい心療内科の先生に、双極性二型だとは思わない、適応障害なので薬を辞めたらよくなると言われる。
この時点で、気分は少し良くなっていて睡眠は何とか細切れにとっていた。
医師の指示通り薬をすっぱりやめる。しかしその2日後あたりから激しい不安、焦燥感、アカシジア、激鬱に襲われる。もう地獄そのものだった。自分は本格的にうつになったのだと思い、医師に治療を申し出る。
今思えば完全に薬の離脱症状だけど、そんなことは思いもしなかった。
2020.11
ロラゼパム0.5mgを朝昼晩
セルトラリン25mgを朝
レンドルミン0.25mg就寝前
きっちり飲む。
11月下旬に、うつが落ち着いてアカシジアもおさまってきた。不安感や焦燥感はまだまだあったが、我慢できる範囲になってきた。
10月末から11月末までの1ヶ月間が、私のベンゾパニック。落ち着いて本当によかった。
2020.12
このあたりで、薬や自分の症状について検索しまくる。ベンゾの恐ろしさを知り、離脱症状の存在を知る。
長く飲むのが怖くて、医師に減薬の相談をすると、ロラゼパムとレンドルミンは自分で調整してよし、セルトラリンは続ける、とのこと。レンドルミンはすぐに中止したけれど、ロラゼパムがあったので睡眠は6時間ほどとれるようになった。レンドルミンの中止には離脱は感じなかった。
2021.1
医師の許可を得てセルトラリンを断薬、ロラゼパム一日0.5mgのみまで減らせた。セルトラリンの離脱症状は耳鳴りが数日続いたことくらい。減薬過程の離脱症状と薬の副作用で辛かったのが、終日ある吐き気、下痢、いきなりおそってくる不安感・焦燥感、リラックスできない感じ、口内の違和感。でもここまでの減薬で、育児や家事や役員の仕事を何とかこなせる状態をキープできていた。
最後の0.5mgのロラゼパムを断薬してみたが、数日後ガクッと調子が悪くなるので、これは慎重にいくべきだと判断し、水溶液タイトレーションで減薬することにした。
2021.2〜7
慎重に慎重に減らしていった。最後は0.0002mgあたりまで減らして断薬。減薬中も離脱症状は常にあったし、特にPMSや排卵痛、生理痛がきつく、その度に寝込んでいた。でもステイや一段階戻したりはしなかった。
家事や育児はできていたし、6月には短期でパートや在宅で仕事も始められるまでになった。
2021.8〜9〈断薬1〜2ヶ月〉
断薬して数日は変化なく、調子がよくなっていくようにも思われたが、一週間後からかなりきつい離脱症状が出た。不安感・焦燥感、吐き気、冷や汗、疲労感、のどのつまり、不眠、等。
慎重に減らして断薬したのに、こんなにきついのかと絶望しつつ再服薬も頭をよぎったが、耐えるべしとこちらのサイトの情報で目にしていたのでひたすら耐えた。
ひどい離脱症状から10日ほどすると、断薬前の認容可能な状態まで戻ってきた。しかし絶不眠が月に8日ほど出現。漢方とサプリで何とかしようと考え、抑肝散とメラトニンやロゼレム等で対応。
2021.10 〈断薬3ヶ月〉
中旬から、睡眠も波はあるもののとれるようになり、気分もよくなってきた。
2021.11 〈断薬4ヶ月〉
元気に過ごせる日が増えて、趣味も楽しめるようになってきた。
ただ、口内の違和感がずっと残っている。食いしばりなのか、唾液の分泌過多なのか、ミオクローヌスなのか分からないけれど。何かに集中している時は気にならないが、そうでない時は地味に気になる。
2021.12 〈断薬5ヶ月〉
8割回復できたと実感。
好きなミュージシャンのライブにも一人で行って楽しめた。一日のうちで気分良く過ごせる時間が増えた。
睡眠は不安定な日もあるし、脳がストレスに敏感でまだ無理はできないので、ゆっくり過ごしたい。口内の違和感は残っているけれど、気長に付き合っていくしかない。
2022.1 〈断薬6ヶ月〉
下旬、また家族から、家族に関するショッキングな事を聞かされる。聞き流そうと努力したけれど、脳はショックを受けたようで、きつめの離脱症状が復活してしまった。一度よくなっていただけに、想定外の落ち込みに絶望が止まらない。離脱症状の揺り戻しというやつなのか。不安感、うつ感、不眠、吐き気と食欲不振、等が再び出現。何とかよくなりますように、と祈るような気持ちで過ごしています。
今思えば、減薬中も、子どもに関する悩み事やトラブルがあった時は、離脱症状が悪化していました。減薬中に短期のパートを始めてみた時も、明日はパートだと考えるだけで夜一睡もできなくなったり。やはり脳が不安とか心配という感情を、数倍のストレスとして受け取ってしまうみたいです。時間が経てばそれもよくなるのでしょうか。よくなってもらわないと困ります。今の状態を乗り越えたら、また一段階強くなれるし回復を感じられると信じて頑張りたいと思います。
2022.2〈断薬7ヶ月〉
睡眠がある程度安定し、理由のない不安・恐怖・うつ感が落ち着いてきました。きっかけはあったものの、やはり断薬6ヶ月の節目の揺り戻しの影響が大きかったのではないかと思っています。断薬後2、3ヶ月、6ヶ月、8ヶ月、は揺り戻しが激しく乗り越えるのに苦労する場合がある、と何かで読んだことを思い出しました。
また、離脱症状とは別にコロナがまた爆増していることから、理由のはっきりしている不安はあります。これからも、不安な感情をなるべく自分でコントロールできるようにして、考えすぎず、先取して悩まないように楽観的に日々を過ごせたらと思います。脳に刺激を与えて振り回さないように心がけます。
2022.5〈断薬10ヶ月〉
はっきりした理由のない不安や孤独感、うつ感がほぼ消失しました。月に1〜3日ほど離脱症状の名残のような、朝まで眠気がこない不眠がありますが、精神症状がないので割り切って朝まで起きています。次の日の夜は熟睡できるので深く考えていません。この不眠もいつか消失するのではないかと思います。
もう大きな揺り戻しがないといいなぁと願うばかりですが、また症状が出たら追記します。
ここでひとまず、離脱完了としたいと思います。調子を崩して精神薬につながってしまった時期も、離脱症状MAXで死を意識した時期も、こんな地獄がこの世にあるのかと思うほどに辛かったです。
でも断薬し、立ち直ることができました。日々のメンタルのコントロールと、体調管理の大切さを忘れずに、自己否定も他者否定もせず穏やかに暮らしたいと思います。