のんさんの断薬体験談

のん
服用薬 レンドルミン ロヒプノール レキソタン セパゾン セロクエル
服用開始 2009年10月
減薬開始 2013年11月
断薬開始 2014年01月
減薬・断薬中の離脱症状

自殺衝動、錯乱、吐き気・嘔吐、聴覚嗅覚過敏、心臓をつかまれているような苦しさ、呼吸困難、多汗

現在の状態・コメント

長くなりますが、状態が落ち着いて減薬・断薬に踏みきる皆さんとは少し違うパターンだと思い投稿させていただきます。

2009年に微熱で内科を受診。
一ヶ月熱が下がらず、うつ病と診断。
「眠れないのでは?」「不安は?」「集中力低下は?」と矢継ぎ早に質問され、まぁ言われてみれば少し…くらいの感覚でしたが、ロヒプノールなどの睡眠薬、ワイパックスなどの抗不安薬、SSRI.SMRI三環系など抗うつ剤全般…いろんな薬を試しました。
睡眠薬はロヒプノール+レンドルミンorハルシオンで落ち着いていましたが、抗うつ剤は合うものがなかなか見つからず苦戦しました。
その後精神科にかかり診断が双極性障害に変わりましたが、抗うつ剤と気分安定薬やメジャートランキライザーなど一日に10種類ほどの多剤処方になりました。
(2011.9 離婚 2人の子供と別離)
2012年夏、親が薬漬けの私を蔑むように見ることに怒りを覚え「そんなにいやならやめてやるよ!」と10種類ほどの薬を一気断薬。
3日後に突然暴れ出し過量服薬で自殺を図る。
→入院。
睡眠薬以外の気分安定薬などを変えられるも副作用ばかりで合うものがなく、退院時にセロクエル100mgとレキソタン、ベンゾ系睡眠薬ニ剤〜三剤を処方される。
今思えば双極性と診断されながら抗うつ剤も合わせ飲んでいたことが疑問…
当然躁転とうつを繰り返すようになる。
セロクエルとレキソタンは副作用もない代わりに効き目も感じられなかった。
しかし医師に訴えても「他のは全部副作用でダメだったから仕方ない」と言われ仕方なく飲んでいた。
ダメもとで過去に断念した薬を再度試したがやはりすべて副作用が強かった。
(振戦、アカシジア、パーキンソン症状、異常な眠気など)
その後2013.3 2013.6 2013.11に強い希死念慮のため入院を繰り返す。
2013.11の退院後、医師の指示通り服薬しているはずなのにおかしいと気づき、内海聡先生の著書にたどり着く。
薬害だ!薬に殺される!と危機を感じ11/17セロクエル100mgを断つ。
→二週間くらいは引き続き強い自殺衝動に怯え続けたが、ある日パタリとなくなる。
2013.5からやるようになったリストカットや苦し紛れの飲酒+過量服薬もしなくなった。

その後ストレスがたまると暴れる泣き叫ぶということはあるものの、医師の指示通り服薬していた頃の方がひどかった。
あとはロヒプノールとレンドルミン。
調べるとベンゾジアゼピン離脱で自殺衝動が高まるとの記述があり、慎重に断薬すべきだとは思っていた。
しかし、内海先生の「理想は一気断薬」「覚醒剤を減薬するのか」という言葉にとても共感を覚えたし、12/23頃から、夜不安定になったときに睡眠薬ニ剤で寝ようとしては暴れる、またその間の記憶がないということが出始めた。(朝起きたら手足胸などにアザができており、彼氏に尋ねると暴れてあちこちで打ったり転倒したりしていたとのこと)
また12月初めくらいから、睡眠薬飲んでいても4〜5時間しか眠れない日が続いていたし(セロクエルの離脱?ベンゾジアゼピンの常用離脱というのでしょうか)、減薬前からひどい悪夢で朝目覚める時に苦しかったので、どうせ睡眠の質が悪いなら…と様子をみながらロヒプノールをきれないか試した。
12/25よりロヒプノール2mg→0へ。
※漸減すべきだったのでしょうけど、諸悪の根源は薬だと思うと早く断ちたかった。
レンドルミン0.25は継続したので、何かあったらそのとき考えようと思っていた。

思いのほかレンドルミンのみで4〜5時間眠れていたし、睡眠の質も上がったように思われた。
お正月、体調不良でレンドルミンも飲めない日があったがよく眠れたし次の日楽だった。
と気づいたときレンドルミンも早くやめたいと願うように。
1/4彼の家で暴れた。
レンドルミンを飲んだあとのことだった。
薬を飲んだところまでは覚えているがそれから朝までの記憶がない。
後日教えてくれたのは「久しぶりに死にたいと言ってきかなかった。うるさくてめんどくさかった」と。
久しぶりというのは薬をちゃんと飲んでいた頃はよく大暴れしていたため。
でもその頃はまだ記憶があった。
レンドルミンで記憶をなくしていると思うと怖くなり、1/5より完全段薬。
2日間くらい3時間睡眠で耐えたが3日目眠りたい…と思いレンドルミン0.25服用。
→次の日苦しくて目が覚め、一日気分が晴れず。
薬のせいで余計苦しくなっていると確信をもちその後一週間は断薬している。
もちろんこの間上記のような諸症状はある。
呼吸も苦しいし音が襲ってくる感覚はあるし未来に希望を見出せなくなり衝動的に死ぬ手段を探した日もあった。
このままじゃ死ぬかもしれないからレンドルミン飲んで寝ようかとも思った。
でも思いとどまれた。
今飲んだら記憶なくして何をするかわからない。
死ねればまだいいけど死ねなかったら救急車呼ばれて強制入院でまた薬漬け…とレンドルミンを服薬しない判断力があった。
胸がこわれそうなほど痛くて苦しくて悲しくて辛かったけど、乗り越えたら楽になるから‼と自分に言い聞かせ続けて夜が明けた。
私の場合、どの症状も服薬中に比べればたいしたことはない。
吐き気でごはん食べられないときが続いても妊娠中のつわりよりましと思える。
服薬中の方がきつかった。
毎日毎日死と隣り合わせの恐怖で疲れきり夢にも殺傷能力がある(目覚めるたびに死にたいくらい苦しかった)と思うほど悪夢にうなされ、思考を切り替えることができず自分を責め続ける日々だった。
セロクエル100mgを一気段薬して約二ヶ月。
ロヒプノール2mgを断薬して20日。
レンドルミン0.25をmgやめて一週間。

最後の入院の前後、医師にはセロクエルのせいで状態が悪化しているようなのでやめたいと申し出ていたが「他に飲めるのないから」という理由であえなく却下。
150mgに増量された。
飲まない選択肢はないらしい。
内海先生も医師の指導の元で、と推奨されているが自殺衝動を繰り返す私の断薬に協力してくれる先生を探すのは至難の技だとわかっていた。
人に頼ることもできないのだし自己責任で!と断薬を決意。

レキソタン、は2〜5mg/dayを常用していたが、効き目も感じなくなっていたしベンゾジアゼピンが怖いと知り医師に変更を申し出た。
これもあえなく却下。
効かないのでなにか別のを…と食い下がったら「いくつか試してるしレキソタン効かないなら他のも無理」とレキソタンも処方されず。
でもおかげで苦しいときを自力で乗り越える力がついていたのだと思う。
違う抗不安薬を処方されていたらそれにすがっていたかもしれない。

今のところ断薬してからのほうが楽だが、音に過敏に反応してしまうしストレスを受けると反動で錯乱状態になるので1人で外出するのはこわい。

他の方の体験談を拝見すると数ヶ月後にヤマがきたということも書いてありますし、医師の指導が全くない状態で自己判断によるハイペースな断薬なので揺り戻しは不安です。
もし今後不都合なことがあれば更新させていただこうと思います。
そのときはハイペースな断薬が危険なものと参考にしていただければ幸いです。

ちなみに、初診前は確かに躁状態だったと自覚はあります。
その後の躁うつ混合状態、急速交代型が薬剤性のものなのかはわかりまん。

2014/01/15 12:06:46
2件のコメント
クヌギ
初めまして。
私は内海先生の東京DDCに通っているものですが、内海先生は一気断薬は条件つきと言っています。
「市民人権擁護の会」に相談するか、オーソモレキューラの病院を探してみてください。
協力して下さる医師がみつかることを祈っております。
2014/01/16 17:00:30
のん
クヌギさん。
アドバイスありがとうございます。
さっそく教えていただいたことについて調べてみようと思います。
2014/01/20 20:04:09

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