パキシル由来と思われるもの
シャンビリ、視覚聴覚過敏、吐き気、心拍亢進、痙攣閾値の低下
ベンゾ系由来と思われるもの
パニック発作、顔が見えそうな恐怖、体のこわばり、頭をかき回されるような感覚
ほか不眠、言い表せない苦痛
(同じやり方は絶対に勧めません)
18歳から通院していて現在29歳。入院、自殺未遂を数回経験してきました。また、自傷で傷だらけ、またフォルクマン拘縮になり障害が残っています。大学卒業後就職するも健康でないと人並みにはできないと思い知らされました。
断薬に至ったのは半ば自暴自棄で、「病気ではなくて薬の副作用なんじゃないか」と思い始めたことです。過去にパキシルの副作用としかおもえない理解できない行動があったり、薬の統計データを見て疑問に思うことが多すぎます。
医師とは段階的な断薬を計画して行っていましたが、焦りや不信感で追い詰められ大量服薬と薬を捨てたことにより、結果として急な断薬が始まりました。
直前に飲んでいたのは
パキシルCR25mg×2
レキソタン5mg×4
セロクエル25mg×2
マイスリー5mg
でした。
1月16日断薬開始
3日目
薬ゼロ。
シャンビリと知覚異常がひどかったが、気持ちは不思議と前向きで感情がクリアになった。
1週間目~2週間目
薬ゼロ。シャンビリ、知覚異常がピークになり、光や音で吐きそうになった。初めてパニック発作を経験した。視界の隅に顔があるような恐怖感、発狂しそうな感覚があった。
心拍の亢進もあり、平時130あった。心拍が上がりすぎるとパニック発作の前兆が出るのでよく観察していました。シャンビリと知覚異常は根性で乗り切れましたが、恐怖心とパニック、不眠は耐え切れず、セルシン2mgとセロクエル25mg半錠を処方してもらいました。一日が絶望的に長かったです。
3週間目
メイラックス1mg1錠
セロクエル25mg1/2錠
に変更。地獄のようでした。しかしようやくシャンビリが落ち着いてきました。知覚異常も収まってきて、小さな音で音楽を聴けるようになりました。気持ちは相変わらず前向きで、十何年ぶりに自分が戻ってきたような嬉しさを感じました。気持ちは元気ですが体が重たく横になってばかりです。しかしつらくなったらアメリカの訴訟の記事や断薬体験記を読みました。
5週間目
シャンビリは出ても一日に十分程度、夜に出やすい。
頭の回転がとても速くなっていて(暴走気味)、それが回復している証かなと感じます。しかし、体力は低下しているのか、動けない焦りがあります。頭が回りっぱなしで眠れない日も多い。
ここで慌てて何かをしようとすることはとても怖く感じます。できなくて自己評価が下がることが今一番怖いことです。
耐えればいいだけの離脱症状と異なり、難しい段階にあると思っています。
それでも買い物や役所での手続き、洗濯や少しの自炊など、「自然にできるようになったもの」が増えて嬉しいです。
1ヶ月1週間目
メイラックス1mgを止めました。
これで現在常用は
夜セロクエル25mg 1/2Tのみ。
パキシルが由来と思われる離脱症状はほぼ出なくなりました。ベンゾ系もメイラックスを止めたことでゼロになり、離脱症状を注意深く観察しています。メイラックスは半減期が長いので、がくんと来ないとは思いますが完全に抜けて慣れるまで安心できません。ベンゾ系の離脱症状は精神病のようなものがるので怖いです。特に顔の幻視からパニックになりそうなのが怖い。医師にそのように伝えたらワイパックス0.5mgを頓服でお守り代わりに持っておくよう言われました。積極的に使いたくはないですが・・・。
少し活動的になってきたため、周囲の情報が入ってきます。知り合いの誰がどうしてるだとか・・。気にせずマイペースに着地したいです。頭ばかり回るのでとても気をつけたいところです。
1ヶ月3週目
セロクエル25mg 1/4錠 寝る前
メイラックスをやめて6日目~10日目に離脱症状を強く感じました。一時的な落ち込みのほか腰痛や肩こりが酷かったです。その間は「離脱のつらさがどこまで続くのだろう」という絶望感と頓服を飲みたい気持ちがありましたが、「そもそも離脱症状だから足したらまずい」と考え、結局頓服は使いませんでした。乗り切った後にはその判断は自信につながりました。感じているつらさを細分化してなるべく「寒さ」や「空腹」などを原因とし、残ったものを「離脱症状」と考えています。離脱症状にも当てはまらないものがあったら「病気」なのでしょう。
医師にはとにかく慎重に無理をしないよう、危なかったら頓服を使うよう言われていて、私も「耐えるだけの期間」と割り切って積極的に何かするつもりはありません。
次回3週後の診察でセロクエルもなくなると嬉しいです。
2ヶ月4週目
2週間、どこまでセロクエルを使わないで眠れるかを試してみました。結果、ほとんど眠ることができず、不眠については認めなければいけないのかなと感じています。
徹夜になって次の日の夜も遅くまで眠れないことも二度ほどありました。さいわい、気温が上がって過ごしやすくなったりで大きく崩れなければ昼間はある程度動けるようになりました。
ただ、セロクエル1/4錠でもぐっと頭の回転が抑えられている感覚があり、いずれはゼロにしたいと思っています。そして診察で、セロクエル1/4錠を消極的に使うことになりました。飲まないで済む日があればそれに越したことはない、という考えです。
14日間に対してセロクエル7錠、アモバン7錠を処方され、これを1/8、1/4に割って如何に余らせることができるか試してみます。
3ヶ月2週目
さらに減らしてセロクエル25mg1/8錠を続けていました。ゼロにするのにはかなり苦労しました。1/8が意味のある量かは分かりませんが無しで眠ろうとすると30時間以上も寝れないこともありました。前回の書き込みを見ると折れかかっていたんだなと感じます。薬ゼロに挑戦しては失敗の繰り返しが3週ほど続きました。粘るか押し切られるかというような感覚がありました。
4ヶ月2週間
薬ゼロでも寝付けるようになりました。1週間ほど生活リズムが壊滅しましたが、ここ2週間は少し改善しました。勝手に眠くなることがこんなに嬉しいとは・・。
病院に報告にもいきましたが、やっぱり薬は出すんですね。1錠だけ記念に貰いました。
完全に離脱して12年ぶりの薬ゼロ・・長かった・・ただただ長かった。もう二度と向精神薬を飲むことはないでしょう、どんなにつらくても飲みたくありません。一番の薬のデメリットは「副作用や離脱と症状の区別がつかず、自分でも人からも悪化しているように見える」ということだと思いました。特に短いベンゾ系とパキシルは波が大きくなり雪だるま式にいろいろ増えて行く。
離脱の間で特につらかったのはSSRIを無理やりやめたあとの一ヶ月間、知覚過敏が地獄のような期間でした。次いで眠りにつけそうでつけなかった最後のセロクエル1/8錠。苦しいときにはほんの些細なストレスで折れてたと思うので、誰にも干渉されず自分ひとりで離脱と向き合えたことがよい結果になったと思いました。
長い報告になりましたが、以上で私の離脱体験は終わりです。
このサイト、皆様、コメントをくれた方々に心から感謝します。ありがとうございました。