減薬中はそれぞれの薬で離脱症状が違いました。何剤も切って行くとどの薬の離脱か分からなくなりますが、ベンザリンの離脱が体にはこたえた記憶があります。アナフラニールは身体が揺れたように感じながら錯乱しつつ離脱症状を二週間程耐えたら断薬出来ました。ベンザリンの離脱は顔面や体の筋肉が傷みました。眠れなくなるのは当たり前ですが、歩きずらくなったのはこたえました。今も揺り戻しがたまにやって来ますが、我慢できる範囲と思い込ませています。テトラミドを抜いた辺りから、なにも食べれなくなり無理して食べようとすると落ち込みが激しかったのを覚えています。しばらく、サウナにも行けず解毒は滞りました。微熱が続いたり、なにもできなくなりました。少し落ち着いてから、歩くことはできるようになったので、サウナにも出掛けれる様になれました。やっと眠れて夢を見るのですが、何でもない夢でもうなされて目をさましパニックになった事はしばらく続きました。足はガチガチに固まって、肩も強張りが当面悩ませました。
ワイパックスの断薬は軽い薬だから乗りきれると思っていたのですが、甘かったです。弱い薬でも手放すのが一番辛かった様に思います。動悸が重く呼吸も浅くなりました。息苦しさを感じ三度程断薬に失敗する有り様でした。長期服用で体が慣れると離脱も激しい様に感じました。今はワイパックスを止めて暮らしています。時々、不安や発作的なうつ状態や頭痛や焦りがありますが、離脱の辛さに比べるとどうでもいい様に思います。薬が慣れても有ったし、服用前から有ったことを悩んでも仕方ない事です。こういうもんだと割りきろうと思います。
断薬の最後の最後まで音と光に過敏になりましたが、最近は治まっているみたいです。テレビやラジオの音に耐えることが出来るようになるまで時間がかかりました。
やめてみて固定化された思考が少し柔らかくなりました。完璧ではないですが服用していたときの生きずらさより穏やかに感じます。「服用しないと苦しい。でも、これ以上増やしたくない。」と悩む事も辛かったのですが、止めてみていくつか解決できることもあるのだと感じています。服用しても薬の効きが感じられないのは無駄どころか、自分には逆効果でした。今は活力は衰えましたが、身体は軽い様な気がします。薬を抜いてみて始めて分かる事もあります。どうりで身体が重く感じるはずです。抗うつ薬に含まれる酸化チタンを長期に渡って飲めば身体も動きにくくなって当たり前なのではないでしょうか。ベンザリンの20時間近くの鎮静作用も長すぎると思いました。
死んだ様な服用生活でしたが、やっと終える事が出来ました。後は脳と体内に蓄積された残留物を抜き続けることが大事だと感じています。
依存してしまって止めてみて始めてわかるのですが、断薬中の人の辛さは人それぞれに違うと思うのでコメントは難しいです。服用までの経緯や服用期間や薬剤の種類と量によっても個人差が大きい気がします。ただ、色んな患者さんに出会って断薬への決意に至れる人は希少だと思いました。自分も「医者が出すなら安全だろう」と長年信じていた部分もあるので人の事は言えませんが、断薬しようと思える発想に至れた事を大事にして欲しいです。
断薬の作業は結構緻密です。減らす順序や相互作用を考慮することが非常に大事な気がします。失敗も多々ありましたが、何とか全て取り除くことが出来ました。
(抗精神病薬、抗パーキンソン薬、抗てんかん薬はわかりません。ごめんなさい。)
現状ですが、もう二度と西洋薬には頼りたくないです。うつ状態が激しく再発したら状況に応じて体を休ませるか、食事を見直したり、最悪は漢方から治療していきたいと思います。漢方とは言え、全ての物が手放しで服用できるものではないので、成分と作用を理解してから服用したいです。ω3、9の油はしばらくは飲み続けようと思います。ベンゾジアゼピンの離脱はかなりしつこいですね。どうせ効かなくなる薬を一時しのぎで飲んで何の治療になるというのか未だに理解に苦しみます。
断薬の仕方や法則は記録しておいた方が良いと実感しました。万が一、不覚にも同じ状況に陥った時に対応が出来ると思います。とは言え、離脱の辛さを経験したら服用はする気になれないですが、、、。
アナフラニールは止めてみて酷い残尿が止まりました。服用中も自殺をよく考えましたが、それも離脱症状を乗り越えたら、だいぶ治まっています。昼間は意識が薄く、夜になるとはっきりするのには参りました。今もよくなりますが、だんだんととけはじめています。発狂の頻度もだいぶ減りました。斜がかかった景色も少しずつましに見えてきています。
断薬や減薬で役に立った物は、
ω3と9の油、長時間持続して汗をかける環境(入浴、サウナ、岩盤浴等)、ビタミン系のサプリメント、ハサミ(精神薬を刻んで飲む事に役に立つ)、水分、CP換算方法、公式添付文書、精神医学の歴史の理解、オーソモレキュラー療法、完全に一人になれる環境(個人差があります)
でした。
バイクショップの店員さん、断薬の心得をありがとうございました。経験者の言葉だったので信憑性があり役に立ちました。出会った医療従事者や他の患者さんも色々ありがとうございます。
処方を治療の主としない医師や精神薬断薬の医療施設が各地域に広まる事を願います。