知り合いに「寝られないならハルシオン飲んだら?」と勧められて安易な気持ちで飲み始めて10年。。
その頃はベンゾの怖さを全く知らずに、ズルズルと飲み続けてきました。耐性ができて効かなくなったら他の薬を処方してもらい、それでも効かなくなれば飲酒しながら服用。
心配する家族に「これは私にとってはサプリみたいなもんだ」などと言っていた自分の愚かさに呆れます。
酒と薬で記憶が飛んだり、長時間電話で話したことを翌朝全く憶えていなかったり、対人関係のトラブルを起こしたり・・・
それでも薬を飲み続けてきたのは飲酒だけでは得られない脱力感、昂揚感が癖になっていたのだと思います。
断薬を考えたのは、半年前位から・・午前中の健忘があっても朝は起きられていたのに目覚めてから2時間以上起き上がれなくなったことがきっかけでした。
その頃はハルシオンとアモバンとロヒプノールを飲酒しながら服用し、昼間はデパスの勢いで仕事をしているような状態でした。
その後ネットで情報を集め始めたもののあまりの情報の多さと内容の違いに混乱しつつこちらのサイトに出会い、断薬を決意しました。
他の体験者の方々の書き込みを読んで、私のように自業自得で苦しむ者に体験を語る資格は無いとも考えましたが悪例として、そして自分の愚かさの反省の意味も込めて書き込みをさせていただきます。
断薬から現在までの記録は手帳を整理しながら少しづつ書き込んでいきます。
減薬開始時の症状
離人感(運転するのが危険と感じる)、午前中の健忘、朝覚醒後2時間くらい起き上がれない
2014/2/25 減薬開始 ハルシオン0.25mg・アモバン7.5mg・ロヒプノール(捨ててしまったのでmg忘れました)をロヒプノールから一週間に半錠ずつ減薬
漢方薬局で減薬について相談「加味帰脾湯」「酸棗仁湯」(生薬)を処方
2014/4/12 ハルシオン1/2錠、日中のデパス1mg×1-2錠
一日中37-37.5度の微熱、明け方の寝汗、ひどい不安・強迫観念、不眠
2014/4/19 デパス0.5mg×1-1/2のみ
2014/4/22 断薬開始
鍼治療へ。体がほぐれたのが良かったのか一時的に体調が良くなる。相変わらずの微熱、不眠。
2014/5/1
発熱が38.5度に。近所の内科で血液検査を受ける。炎症反応以外は問題なし。
2014/5/8
発熱は37.5度から下がらず。睡眠2-3時間。微熱と不眠で心身共にダウンしていく。
2014/5/16
死にたい。消えてしまいたい。自分はうつになってしまった。このままでは自殺してしまうという恐怖で以前通っていたクリニックへ駆け込む。ハルシオン・アモバン・ランドセンとエビリファイを処方される。
その後、これを飲んでしまったら今までの苦しみが無駄になるばかりではなくさらにひどい状態になると葛藤して薬は捨てる。
このドクターの下での断薬は無理と判断し耐えることにする。
「断薬から1か月」
症状・・不眠(日によってはほぼ絶眠)、微熱(37-37.5度。これが辛い)、不安、抑うつ、対人恐怖、絶望感、過食
職場では断薬を表明しており、まわりの理解もあるのでとりあえずは仕事を継続できている状態。
切れ切れながら睡眠はとれるようになっているが、起きている時はほとんど無気力で生産的なことをする気になれない。
以前は好きだった新聞・テレビ・音楽・読書に対して全く興味がなくなるどころか苦痛になる。わずかな音にも過敏に反応してしまうので耳栓をしている。
デパスは服用期間が半年ほどだったためか、頭が締め付けられる感覚、パニックになりそうな感覚が一か月かけて少しづつおさまりました。
漢方は一か月4万円近くの出費に断念。ネットで顆粒のものを購入して切り替えました。生薬の方が効くのでしょうが仕方ありません。
微熱は相変わらずですが気にしているとさらに落ち込むし、どうせ下がらないならと検温をやめました。
2014/8/24 断薬後 4か月経過
37度前後の微熱、メンタルの不調は相変わらずです。過去の記憶がよみがえるという方もいるようですが、私も以前の事を思い出しては後悔することが多々あります。
また元々ストレスへの耐性が低いのだと思いますが、時間をかけて体調を整えていくことがもどかしいです。早くこのような毎日が終わってほしいと思います。
断薬して4か月が経過し、断薬前の「半年位は耐えてみよう」と考えていた事が甘かったと痛感しています。現在の症状は「自律神経失調症」に当てはまる項目が多く、それを改善しようと病院へ行く以外にできることはいろいろやっていますが気持ちの落ち込みの激しさからどれも継続できていません。
再服薬について考えることが増えましたが、「4か月も頑張ったのだから」という思いがブレーキをかけています。
ただ睡眠導入剤をのみ始めたきっかけだった重度の不眠については大きく改善しています。
夜11時頃に横になり入眠までが1時間位、明け方5時頃に必ず覚醒、1-2時間怠い状態で鬱々として起床。起床後はどんなに怠くても二度寝できません。かといって怠いからと横になっているとどうしようもない不安感が襲ってきます。
昼間の適度な運動については仕事をしているのでできています。朝食を野菜ジュースのみにする習慣は続けていますので、体調は悪くありません。
10年以上薬に頼って生活してきたので、眠って疲れが取れて翌日活力がある状態という感覚を思い出せません。多くの方が書かれているような「霧が晴れるように良くなった」という状態を私もいつか体験できるのでしょうか。それまでに服薬期間の10年と同じ時間かかるかもと考えると暗澹としてしまいます。
それでももう少し頑張ってみようと思います。
7/22 断薬後 3か月経過
やっと3か月という感じです。身体症状としては明らかなのは37度前後の微熱。もう諦めて普段は検温していませんが、最近の暑さでの微熱は大きなダメージです。
筋肉のこり、頭痛、怠さなどは離脱症状なのかわかりません。ただとても疲れやすいです。
2週間前は明らかに体調が良くなり、早朝にランニングを再開するほどでしたが先週から再び一気に悪化しました。
症状としては断薬前と同じで早朝の覚醒から2時間位起き上がれない。午前中は何もする気力がないです。ただ救いなのは希死念慮が大きく軽減したことです。
それでもメンタル面は相変わらずひどい状態で、認知行動療法の本を購入しましたが読む気力もありません。悪いときばかりではありませんが、不安感、将来への絶望感、対人恐怖が数時間おきに来ます。体を強引に動かした後は改善するのですが、寝起きと夜は特に落ち込む傾向があります。
この3か月、離脱離脱と頑張ってきましたが正直頑張ることに疲れました。今回の悪化を機に薬を飲まないこと以外はあまり自分に制約を設定しない期間を設けることにしました。
砂糖、カフェイン、タバコ、酒・・・いかんいかんと神経質になりすぎてかえってストレスを増やしていました。睡眠アプリも悪い結果を再確認するだけなのでやめました。
最近は寝る前に少量の焼酎を飲んでいます。タバコも止めていたのですが再開しました。とにかく薬を飲まない。酒量は増やさない。それ以外は少しずつ調子を見ながら減らしていきます。
身体症状が微熱だけなので、メンタルなダメージについては本当に離脱症状なのか、元々の病状なのか、鬱を発症しているのか・・今の状態では自分では判断できません。ただただ耐えて翌日は良くなることを祈ることしかできません。断薬後しばらくは全く受け付けなかった音楽と本に最近再び興味を持ち始めたことが救いです。
仕事については同僚の理解とサポートで続けられています。上司には断薬のことは開始時に伝えてありますがもう3か月になるので、以前のバリバリ仕事をしていた(薬の力なのですが)無敵の頃の評価はガタ落ち。使えない奴と思われているようです。でも今の自分は以前とは比べようもない状態なので仕方ありません。秋ころまではこのまま行けるかもしれませんが、その後はこの仕事を継続させてもらえるか、自分自身が続けようと思えるかわかりません。
妻からは「とりあえず秋までは’’ただ生活する’’位に考えていたら」と言われています。元気になったら多くの人に恩返しをしなければと思います。
断薬後2か月が経過しました。
加味帰脾湯・酸棗仁湯(顆粒)のみ服用
2週間前から朝目覚めた時からの猛烈な不安と希死念慮に苦しんでいました。
睡眠は切れ切れながらとれていますが、スマホの睡眠記録アプリでは深い眠りがほとんどありません。うつ病のセルフチェックではすべてに当てはまるような状態。
離脱症状なのか、睡眠不足から来る不調なのか、うつ病になってしまったのかその全部なのかわかりませんが身体症状ではなくメンタルにこれほどダメージを受けるとは思いませんでした。
私のように長期乱用者が急な断薬をするリスクは承知しているつもりでしたが、想像と現実の違いに打ちのめされています。
それでも薬がなくても前向きに生きていける日が来ることを希望に頑張ろうと考えています。
職場の理解はある程度あるものの、この苦しみを説明しても伝わらないので2か月経ってそろそろ肩身が狭くなってきています。
薬の勢いを借りていただけなのですが、以前のバリバリ仕事に取り組んでいた頃とのあまりのギャップの激しさに「飲んで調子が良いなら飲めばいいんじゃない?」というのがまわりの本音でしょう。しかしあの状態は異常だったと今は思えるので、どんなに評価が下がろうとも薬を再び飲むことはしたくないです。