22歳の頃解離症状と自殺未遂で精神科を受診、セルシンを処方される。その後不眠が続き解離がひどくなり精神病院に入院し、ベゲタミンAを処方される。退院するが状態がどんどん悪くなり計4回の入退院を繰り返し知らず知らずに薬が雪だるま式に増える。退院後アルバイトをし彼女と同棲し落ち着いたので一気に断薬をするが、元々もっていたアルコールの問題が酷くなりテグレトール、セルシン、ルボックス、ロヒプノール、ベゲタミン、ダルメート等、覚えてないぐらい処方され15年間入院する。入院中に法律の問題、人権問題等で処方はコロコロ変わり正直なところ全ては覚えていない。記憶にあるのはロヒプノールが法律の問題で1錠しかだせなくなり、ロラメットが処方に入りベゲタミンが外れ丁度その時保護室隔離の指示が出たので、保護室の中で離脱を体験した。一番印象に残っているのは胸の不安感だ。退院後、やはりアルコールの問題でどうにもならなくなり自助グループにて残っていた処方薬を全てきることにした。初めに頓服として飲んでいたリスパダール2ミリ、ピレチア、デパス、ホリゾンをきっぱりやめた。その時は何もおかしい感じはしなかった。頓服をやめるとドクターから本剤を減薬することにOKがで、まずロラメットをやめた。特に眠れない、不安などは感じなかった。その後リスパダールを1ミリにしロヒプノールをやめたが、性器がマヒした感覚、心臓が止まる気がして救急車を呼び慌てた。その他宙に足がつかない感覚、階段が怖くて降りれない、手足が自分のものでない感覚がしたがひと月ぐらいで落ち着き、提案でルボックスを今年8月にきり、これで全ての処方薬をきった。現在約ひと月経って少しは離脱も落ち着いてきた。しかし、胸のざわざわは続く。
現在の状態・コメント約20年飲んだ処方薬を止める気は正直なかったし、離脱も知らなかった。ただ、退院して仲間がクスリを手放しているのでやってみようという気になった。僕は薬を使うのが当たり前の姿だと思っていたが、よく考えれば本来薬はあまり必要のないものだと分かった。僕の様に病院で生きる事も死ぬこともできなかった人間は社会に出て一体どうやって生きていこうかと不安になる。しかし仲間の中であまり不安を感じず、薬を手放せたのはありがたいことである。