当時テレビで震災の映像を見ているとき、過呼吸のような症状になり心療内科にてリボトリールを処方してもらう。
医者の診断としては予期不安とパニック障害でしたが軽度な部類と思います。
パキシルは通常の使用法とは異なり頓服的に飲まされてましたが、不幸中の幸いそのおかげで断薬は簡単でした。
ただリボトリールを2年間常用しておりそちらの方が少し辛かったです。(多い時1日2.5mgで1年目で0.5mgまで減薬しそのまま更に1年服用)
服用して2年がたった時自覚症状がほとんどなく、また医師に断薬の方法について何の助言もなかったので一気に断薬。
すると2日目から食欲不振と時差ボケのような症状、不眠、特に辛かったのが深呼吸をしても肺に酸素が十分満たされない感覚でした。
直ちにリボトリールの服用を再開し、1週間後かなり良くなるがまた元の症状に戻る。
その時初めてベンゾ系の離脱症状の事を知り、かなり不安になる。(一生断薬出来ないという不安)
その後アシュトンマニュアルを読み、断薬に向け前向きにサポートしてくれる精神科を探し減薬・断薬へ向けてのアドバイスをもらう。
同時に漢方薬の服用(カノコソウ粉末、桂枝加竜骨牡蛎湯)と自律訓練法を取り入れ自律神経を安定させることに取り組む。
その後徐々に減薬し時間を掛け1年目で断薬を決行。
私の場合は断薬後辛い感覚があれば頓服的に少量のリボトリールを服用してました。
2回ほど頓服的に使用しましたが今は断薬してから4ヶ月ほど経過し、離脱症状もありません。
ただ、その時の体調や気持ちで特に電車(各駅に止まらない特急や快速)に乗るとパニック障害に近い症状が
出そうになあることがあります。
その時は財布に忍ばせたエチゾラムという錠剤を服用することで気持ちが安定します。
また座席に座り自律訓練法を行うのも効果がありました。
私の場合他の人と比べて症状が軽いと思うので参考になるかは分かりませんが
漢方薬と自律訓練法は一定の効果があると確信しています。
漢方薬は化学薬品と異なり即効性はありませんが長く服用することで
徐々に体質を改善してくれると思います。
私が一番体感できたのはかれこれ17年間IBS(過敏性腸症候群)に悩まされていましたが
漢方服用を始めた一年前からほとんど症状が無くなりました。
また自律訓練法は精神を安定させるのに効果が期待できます。
減薬中は原因不明の動悸のような症状が特に営業先などで良くありましたが
ホテルのベッドに横たわり15分ほど自立訓練の録音を聴きながら
両手両足に意識を集中することにより気がまぎれるというのでしょうか?
動悸も軽くなり食欲も戻ったり効果が体感できました。
温感や重感をはっきり実感できなくても一定の効果は私の場合はありました。
私の場合離脱症状を極力抑えれるよう焦らず時間を掛けて自分の体と相談しながら
また漢方や自立訓練など多角的に対策をしたことが功を奏したと思います。
何かみなさんのお力になれればと切に思います。