現在完全に断薬ではありませんが、20年以上の服薬からかなりの減薬が進んだので、長期服薬歴の方も悲観しなくてもいいかと思い、減薬の参考にしていただけたらと思って書きます。
以前の症状は過呼吸症候群、不安感、広場恐怖(スーパーのレジや様々な乗り物、急に出られない場所への恐怖感)。月経前症候群(PMS)に伴う不眠。ほとんどの症状は月経前に顕著でした。
20年ほど前にレキソタン一日5~10ミリを最初は頓服として、そのうち毎日服用するようになりました。入眠剤のマイスリー10ミリは13年くらい前より。その後増えた睡眠薬のロヒプノールと同じサイレースを頓服として。
広場恐怖や過呼吸がかなり無くなり、最初2012年夏に割と早いペースで減薬。
息苦しいほどの体のこわばりや我慢しがたいむずむず感(脚よりは背中にでました)そのほか、首と肩のつらい灼熱感(コリがひどかったため出たようです)、そわそわ感、イライラ感、抑うつ気味にもなって、いったん仕切り直しました。
でも、これらがまったく全部離脱症状かどうかわかりません。
主治医が減断薬を無理だと断言して、不安感をもって減薬をしていたため、ストレスが強かったのだと思います。
転院し、仕切り直して、2012年の12月からはレキソタン10ミリと、マイスリー5ミリから減薬し始めました。減薬開始以前、サイレースは月10回1回1ミリ程度でした。
現在もゆっくり減薬をしています。
今はレキソタンは眠る前に1.9ミリ1回服用しています。
月1~2回、サイレースを0.5ミリ頓服服用。
マイスリーは現在断薬しています。
減薬を初めてここ3年、特に冬は血行が悪くなるために、腰、背中、脚、足裏の筋肉がつっぱり、筋肉が硬くなり痛みもでました。この状態になると、むずむず脚症候群が出ます。
減薬以来、筋肉のつっぱりもむずむず脚症候群も出たので、たぶん時期的にこれらは離脱症状かなと思います。
ウォーキングでむずむず脚症候群は血行がよくなるので改善しています。
マッサージとストレッチでかなり緩和します。
冷えを防ぐことと、血行をよくすることは、大事だなと思います。
それ以外はあまりトラブルなしです。
まだ断薬まで当分時間をかけると思いますが(筋肉痛が強弱はあるけど続くので)私のような服薬歴の長いケースは心理的にも深く依存になっているし、どのみち長くのんでしまっているので、「途中あわてて減らして大きな症状を出さないこと」が大事かなと思います。何度もつらい失敗をすると怖くてやはり止められなくなるかと思います。
ベンゾジアゼピンの減薬は無用に怖がらないでリラックスしてやることが大事だと思います。
情報が多いので、自分は自分だと思って自分の体と相談しながら取り組むと良いんだと思います。
今は細かい単位まで測れるはかりで、錠剤をかみそりを使って少しずつ削っています。
たぶん以前の急いだ減薬の失敗から無意識に神経質になっているので、自分の気持ちがついていけるタイミングで、体調の良いときに適当なタイミングで減らしています。少ししか減らさないときもありますし、割とさくっと減らす時もあり、減薬量も適当です。
レキソタン2ミリからは、ごく少量づつ(0.1ミリなど)削っています。
私のような20年以上の服薬歴でも、やめようという気持ちがあれば体はちゃんとついてきてくれるものだなと思いました。
もともとの過呼吸や不安障害が減薬がすすむのに伴って、どんどん改善していくことも、非常に良かったです。
薬に頼らなければ、行動に制限がでると思っていたことが、思い込みであったと思えるようになってから自信ができて、たとえまれに不安があっても薬は要らなくなりました。
健康なころから眠れないことは時々あり(ホルモンバランスの影響かと思います)眠薬は月に1~2回なら頓服でこれからも必要があれば使うかもしれませんが、なるべく飲まないで過ごしています。
完全断薬していなくて、参考になるかどうかわかりませんが、私のように長年の服用で主治医が減断薬は無理と言われたケースでも、主治医が変わるとゆっくりやれば大丈夫と言われることもあり、また耐えられないようなひどい症状が出るということもないので、同じような方がおられたら減薬ができるという希望になればと思います。