現在50代前半の男性です。私は30代になった頃から職場の人間関係と仕事のストレスからだと思うのですが、肉体的、精神的に非常に辛い毎日を過ごしていました。症状は徐々に悪化の一途をたどり2009年にネットで探した近くのメンタルクリニックの門をくぐりました。その症状は、とにかく気持ちが落ち着かない、思考力の低下、上手く喋れない(話す時に次の言葉がぱっと浮かばない)、凄く息苦しいなどなど。それらの症状に毎日が憂鬱になる悪循環の連続でただ唯一自宅のベッドで寝ている時が安らぐ時間でした。寝れる時は次の日の夕方まで寝ることもザラで、寝ている時は何も考えないでいれるし今考えると現実逃避している状態でしたね。それからは自律神経がおかしいかと本を買っては、自律訓練法を試したり、市販の精神を落ち着かせる薬を買って飲んでみたりしましたが、どれも効果はありませんでしたね。
もうこれ以上苦しいのは嫌だとクリニックで先生に症状を伝えると「それはうつ病ですね」と言われ薬を処方されました。藁にもすがる思いで薬を飲み始めてから少し気持ちが楽になったのを覚えています。しかし結論から言うとそれから10近く多くの種類の薬を増やしては減らしては一喜一憂しただけで回復には至りませんでした。このまま一生飲み続けるのは嫌だなと思っていた時に「アシュントンマニュアル」を読み断薬を決意昨年より減薬を始め現在断薬に向けて頑張っているところです。2018年3月現在レキソタン朝夜に1㎎、ロラゼパム夜に1㎎のみまで減りました。離脱症状は、ソワソワ感、不眠、集中力の低下、独り言が多くなる、昔の嫌な出来事を沢山思い出す、や薬を減薬したことによる離脱症状への不安(長年飲んでた沢山の薬をここまで減らしたので)などです。ちょっとした体調不良も全て減薬のせいにしていました。そのたびにアシュントンマニュアルを読み、これは薬が脳から抜けて行く過程での良い症状だと自分に言い聞かせ自信を持つことで乗り越えれなかった壁みたいなものを超えれた気がします。今では服薬中にあった眠気や頭がボーッとしてた感じが消滅して頭がクリアーになった感じで凄く気分が改善しました。
久しく体を動かす事が無かったのですが、今年に入ってジムに通い始め週に1回有酸素運動を中心に体を動かし、週末外に出るのも億劫だったのに今では積極的に外出したいと思えるほど回復しました。本当に心の底から減薬を始めて良かったと思います。もしその事を決断してなければ、今でも毎日沢山の薬を飲んで頭がボーッとして辛い症状をごまかして根本的解決に進めていなかったでしょうね。精神科の先生は私達が思っているより心の病のことを分かって無いとも思います。何故なら先生は恐らくうつ病になった事が無いし、患者から聞いた症状に効くであろうと思われる薬を処方するだけで、一人ひとり原因の違う心の病を根本から治す方法は知らないのではないでしょうか?(所詮は患者に長く通院してもらって薬を出すことが商売)なので最終的に断薬は減薬の末に決断しようと考えています。何故かと言えば先日診察の際に「抗不安薬って断薬すると離脱症状に苦しむお薬ですか?」と質問したら先生は「一般的にしんどいと言われてますね〜」と返って来ました。その時にやはり先生は患者の本当の辛さを理解出来ていないと確信。断薬に向けての決意がより一層固まりました。こんな先生に自分の人生を任せられない!
今では断薬する日を楽しみに思っています。
しかし薬は一気に辞めずアシュントンマニュアルに基づき体調が良くても少しずつ減らし体に長年蓄積した薬を抜いて行くつもりです。