主な離脱症状は不眠、過覚醒、耳鳴り。
睡眠に関しては違和感のある睡眠。
常に脳が覚醒しているのがわかるような不快な状態。
家族に薬を全て捨てられての一気断薬でした。
その後薬を求め、病院に行き処方してもらうもすでに効かなくなっていました。
一気断薬当初は3日間の間に一時間しか眠れないこともありました。
断薬から約二年半経過しましたが、睡眠不足の日でもうとうと「昼寝」ができるようになり、それにより睡眠不足が解消できるようになったため離脱終了とします。以前は昼寝ができませんでした。
睡眠時間も1年目は眠れても5.6時間ほどでしたが徐々に伸び、今は予定のない日などは10時間くらい眠る日もあります。
耳鳴りは完全には消えませんが小さくなっています。
今は生まれつきの触覚過敏や聴覚過敏で不快な時は、pzcとデパス0.25mgをお守りとして持ち、ごくたまにしんどいときに頓服として飲んでいます。ベンゾ漬けだったときは全く効かなかったけど、いまはデパス0.25mgでも非常によく効きます。なので、0.25mgを半分に割って0.125で飲むことの方が多いです。それも飲むとしても月に1.2錠です。
普段は抑肝散加陳皮半夏を服用しています。
一時期の大量服薬から考えると、これくらいのペースでpzcやデパス0.25mg、抑肝散加陳皮半夏を上手にコントロールして味方につけながら、無理せずゆるく生きていくのがわたしの中では健全であることがわかりました。もともと神経症気味なので、まったくゼロは生きづらくてしかたありません。
断薬中はとにかく代謝をあげること、栄養をしっかりとることを優先しました。
全て自炊で主食は玄米で野菜や魚や果物をしっかり食べ、とにかく毎日よく歩き、筋トレもし、休日はサウナや岩盤浴でデトックスもしました。
簡単なことのように思えますが、続けるのは結構大変でした。
いまはサウナはもう行きませんが、家でバスソルトを使いしっかり汗をかくことが習慣になりました。あとは、筋トレもたまに。ウォーキングも毎日ではなく、時間のあるときのみに減りましたが、十分健康を維持できています。
サプリメントは断薬急性期はカルシウムマグ、DHA EPA、マルチビタミンミネラル、整腸剤、ビタミン単剤をそれぞれ、えごま油、プロテインなどその他色々覚えてないくらいたくさんとっていましたが、いまは常用はビタミンB群とCのみであとは腸の調子の悪い時だけ整腸剤やエビオスを飲んでいます。
メチコバールはずっと薬として飲んでいますが、神経の修復に関わるビタミンだそうなので、可能な方は処方してもらうと離脱に良いかもしれません。
離脱はただ耐えるだけでなく、心の持ち方や考え方、極端に言えば生き方の矯正になったと思います。それから、離脱を経験したことにより、薬含め感情やお金、食欲などのコントロールもできるようになりました。以前よりは強くしなやかな自分になることができたと自負しております。
別人になったと言っていただくこともあり、嬉しく思います。
二年半、ただただしんどかった。歯を食いしばり、地面を這う気持ちでした。生きた心地がしなかった。終わりもくるのかわからなかった。
でもいまなら分かりますが必ず終わりは訪れます。
私は止むを得ず一気に断薬というかたちになりましたが、おすすめしません。死ぬかと思いました。
徐々に減薬のほうがやはり安全です。
今戦っているみなさま、必ず終わりは訪れます。そのときは、生まれ変わった自分になっているはずです。
信じること。私を支えたのはただそれだけでした。