2016年6月、突如背中が痛くなり、一月以上治らない。地元の内科医にかかり、検査を受ける。検査結果が出るまで、インターネットで様々な病気の可能性を知り、錯乱する。その頃から夜全く眠れなくなる。検査結果は以上なしだったものの、眠れない症状は治らない。
内科医からマイスリーを処方される。これが初めての睡眠薬。7月、地元の精神科を受診。マイスリーが効かなくなったので、レンドルミンとデパスを処方される。以後、ベンザリン、ルネスタなど様々な薬を試すがすべてが効かなくなっていく。
その後、別の精神科で、デジレル、メイラックスを処方される。症状は緩和されない。
一念発起で、減薬に取り組む。メイラックスを1/4にして、デジレル一錠にする。徐々にデジレル一錠のみにする。やがて、仕事が忙しくなり、夜飲まなかった日になぜか寝れていることに気付く。その日から完全断薬。いまに至る。離脱症状なのか、元々の症状かはわからないが、めまい、立ちくらみ、腹部違和感はかなりあった。定期健診や、内科での検査では異常はない。その間、体重は微増。断薬から一年が経ち、立ちくらみというか、体がふわふわすることはまだ多いが、ほとんどの機能は回復したと思われる。が、服薬前より5キロ増でなかなか戻らない。
精神薬はとりあえず緊急的に服薬して症状を抑えるもの。常時服薬はしてはいけない。自分は計画的な減薬ではなく、スッパリやめてしまった。主治医の了解もなく、通院を一方的にやめ、すべての精神薬を捨てた。薬の効き目も感じられなかったし、薬ありきの生活がイヤになり、何かを変えたかった。やめた当初はほとんど眠れず、それが何ヵ月も続く感覚。でも、全く寝ていない人はいない。どこかの時間で最低限の睡眠はとれているものと気持ちを前向きにして、乗りきった。