レキサルティ服用による不眠
(レキサルティは先に断薬してます)
一気断薬をしたときの恐怖体験です。一気断薬は地獄を見ます。当時のことは記録していなかったため記憶の範囲で書きます。
フルニトラゼパムを飲んでもだんだん眠れる時間が短くなってきて、1時間ほどしか寝れなくなってきました。ある朝に布団から出て照明をつけると異常な眩しさを感じ、目はおそろしく充血し喉が渇いて手と腕が痺れてました。耐性がついて、離脱症状が出たのかもしれません。そのとき見たフルニトラゼパムは危険薬物にしか見えなくなりました。担当の心療内科医に相談したら別の薬に切り替えましょうと言われました。別の薬は睡眠導入剤ではありません。要は一気断薬になります。一気断薬に恐怖はありましたが、フルニトラゼパムを飲んでもすでに離脱は出ているし、また飲んで目が真っ赤に充血するのが怖かったので、一気断薬する道を選びました。医師に切り替えるように言われた薬は飲んでません。夜中目蓋を閉じても目が乾燥し痛いので、目薬を頻繁に刺しながら朝を待ちました。薬品の匂いや異常な喉の渇き、食べ物を受け付けない、絶不眠、身体がビリビリしました。断薬から1週間ほどして更なる恐怖体験が待ち受けてました。頭の中で鳴り止まない救急車のサイレンの音、顔に脂汗がつたい続ける感覚、ある日についに意識が混濁してきて、視界が丸い範囲しか見えなくなり(丸い範囲の外は真っ暗)、脳が溶けるような感覚がしました。このときのことはあまり思い出せません。ぷつんぷつんと途切れ今が夜なのか昼なのか今まで何を話してたのかさえわからなくなりました。薄れいく意識の中で意識があるのは今日までかもしれないと思い、離れて暮らしている姉に最後のつもりで電話をしました。ずっと寝られてなかったのに、その日の晩は意識が薄れていく感覚がありました。このまま意識がなくなったら次に目を覚ますことはないだろうと思いました。そう思っていたのですが徐々に意識が戻ってきて、このまま死ねたら楽だったかもしれないと複雑な気持ちになりました。その後は脳全体や二の腕が氷になった感覚し、頭が冴え渡り、頭に浮かぶ考えが全て的中する錯覚に陥りました。このときはバッドトリップ?を起こし、ゴールデンウィーク中に自殺しなければいけないんだ!と頭の中で強く思いました。自殺しに家を飛び出そうとする私を母が必死に押さえつけて止めてくれました。そんな悪夢のような日々が数日続いた後、脳の氷は溶けました。身体の痺れはなくなり、離脱は収まりました。
静かなところにいるとモスキート音のような頭鳴りがずっとしてます。まぶたが重くなることはあっても眠いという感覚がこなくなってしまいました。眠気がどんなものだったか思い出せません。少し寝られるようになりましたが、熟睡してる感覚はありません。夢をよく見ます。睡眠導入剤がこんなに恐ろしいものとは思ってませんでした。もう元には戻らないんじゃないかという恐怖、絶不眠になるんじゃないかという恐怖、数ヶ月、何年か後に離脱症状のより戻しが来るんじゃないかという恐怖、将来の不安や、健康な身体を自ら飲んだ毒で取り返しのつかない事をしてしまった後悔などいろいろ考えると涙が止まらなくなります。今年3月に入った会社も離脱症状を発症したことにより短期離職してしまいました。母もちゃんと寝られるようになるまで、長い目でみようと言ってくれましたが、身体が元に戻る保証もなく、離職期間が伸びることによって社会復帰できなくなるんじゃないかと不安になります。まだ年齢も29歳なので、ここでレールが外れてしまったら戻れなくなるかもしれない。本当に安易に薬に手を出してしまった自分を離脱や危険性の説明をせず処方した医者を恨んでも恨みきれません。心療内科とは縁のない人生にしたかったです。